糖質コルチコイドの分泌が長期に過剰となった状態の身体所見で正しいのはどれか。
1→
眼球突出は、
バセドウ病で確認される所見である。
バセドウ病は自己免疫異常が原因で
甲状腺機能が亢進することでホルモンが過剰に分泌される疾患である。
眼球突出、
甲状腺腫大、
頻脈は
バセドウ病で確認されるメルゼブルグの三徴候と呼ばれている。
2→
甲状腺腫大は、
バセドウ病や
橋本病でしばしば観察される所見である。
バセドウ病は自己免疫異常が原因で
甲状腺機能が亢進することでホルモンが過剰に分泌される疾患である。
眼球突出、
甲状腺腫大、
頻脈は
バセドウ病で確認されるメルゼブルグの三徴候と呼ばれている。
3→
頻脈は
バセドウ病などの
甲状腺機能亢進症や褐色細胞腫などで観察される所見である。
4→
満月様顔貌は、
副腎皮質から分泌される
糖質コルチコイド(
コルチゾール)の長期過剰分泌により観察される所見である。
コルチゾールが過剰に分泌することで発症する疾患に
クッシング症候群がある。
クッシング症候群で認められる身体所見には、
満月様顔貌の他に中心性肥満、水牛様肩、赤色皮膚線条などがある。