Aちゃん(8歳、女児)は、
白血病の
終末期で
入院しているが、病状は安定している。両親と姉のBちゃん(10歳)の4人家族である。Aちゃんの家族へ看護師が伝える内容として適切なのはどれか。
1→
終末期の看護については、基本的には家族が望むことを最大限聞き入れて心残りなく見送れるように支援する必要がある。
白血病においてもそれは同様であり、感染症に対する注意は必要ではあるが病状が安定していて本人や家族の希望があれば外出や外泊を検討することは可能である。
2→
終末期の看護においては、本人とその家族が心残りのないように支援する。
そのため、面会時間や面会人に制限は設けず、24時間いつでも面会出来るように配慮が必要であるため不適切である。
3→
終末期の看護については、基本的には家族が望むことを最大限聞き入れて心残りなく見送れるように支援する必要がある。
食べてはいけないものの制限も特にはしないため、Aちゃんの食べたい物を食べられるように助言するのは適切である。
4→Aちゃんは8歳という年齢であり、自分の意志を持ち考えることも可能な年齢であるため、家族よりもまずは本人の意志を尊重する。
5→本人への告知をどうするかについては、家族がこのように考えて看護師へと伝える場合はあるが、看護師がその方針を決定する権利はない。