次の文を読み〔問題100〕、〔問題101〕、〔問題102〕の問いに答えよ。
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で
尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型
尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で
尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。
〔問題100〕
看護師の説明で適切なのはどれか。
1→
尿道下裂は
尿道の
先天奇形であり、
尿道口が通常とは違う場所に存在する。
遠位
尿道下裂は亀頭から陰茎の間に尿動口がある。
尿量に関する異常がある疾患ではないため、現時点で尿量の計測は必要ない。
2→陰茎が小さい場合には1ヶ月に数回のホルモン治療を施す場合もあるため、受診の必要性については医師の指示なしで看護師が判断すべきではない。
3→生後2ヶ月から1歳になるまでにはヒブ、
肺炎球菌や四種混合、BCGなど複数の
予防接種があり、その時期は主治医と相談して決める必要がある。
4→尿動口の位置が通常と違う状態ではあるが、排尿は可能なため、特に
消毒が必要な状況ではない。