尿道下裂(にょうどうかれつ)

尿道下裂は尿道の先天奇形。

傾向と対策

どのような①疾患で、どんな②弊害があるのか、どんな③治療法があるのかまとめておこう。

よくわかる解説

尿道下裂は、先天的に尿道口が通常とは違う場所に存在する。陰茎の下面に開いている状態で、亀頭、陰茎、陰嚢を含めてどの部分でもありえることで、重症例では会陰に形成されていることもある。

遠位尿道下裂は亀頭から陰茎の間に尿動口があり、それよりも根元に近い方を近位尿道下裂という。
尿量に関する異常がある疾患ではなく、遺伝性ははっきりわかっていない。
合併症として、停留精巣やソケイヘルニアなど他にもあるが、手術での治療が可能である。
そのままにしておくと、3〜4歳で下向きにおしっこが出るので立って排尿することが難しくなり、大人になると勃起したとき下向きに曲がってしまうので性行為が困難になる。
その為、早期手術が望ましく、だいたい1歳前後で施行するところが多い。

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