1→皮
下血腫は、いわゆるたんこぶのことで頭蓋骨の外側の出血である。
この
頭部CT画像では、頭蓋骨の内側に出血が認められる。
2→
硬膜外血腫は
頭部外傷の1つで、血腫が
硬膜と頭蓋骨の間にできたものである。
頭部CT上で、特徴的な凸レンズ状の血腫を認めている。治療として、開頭術による血腫除去術が行われる。
3→
くも膜下出血の
頭部CTでは、脳髄液に血流が混入するため、白く描出される高吸収域(HDA)が特徴である。
4→
脳内出血の
頭部CTでは、出血部位に高吸収域(HDA)を認める。好発部位は
被殻出血で、頻度は40%である。
5→脳室内に出血がある場合、脳
脊髄液が貯留するため脳室の拡大が見られる。この
頭部CTでは、低吸収域(黒く)として描出されており脳室の出血は認めない。