Aさん(70歳、女性)は、夫のBさんと死別し、軽費老人ホームに入居している。Aさんは「今、再婚をしたいと思う好きな人ができたのに、70歳で再婚なんて恥ずかしいよと息子に叱られました。とても悲しいです」と話した。Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1→Aさんは、息子の発言に傷ついている。息子の気持ちに同意することは、Aさんの悲しみを増強させるため、適切ではない。
2→大切なのは、職員の意見ではなくAさん自身や家族の考えである。
3→Aさんの気持ちをしっかりと受け止め、自尊心を傷つけないような傾聴や共感的な関わりが必要である。
4→高齢者の生きがいの対象は
配偶者であることが多く、新たな生きがいを見つけようとするAさんを否定することは適切ではない。
配偶者の死に適応することは
老年期の
発達課題の1つであるため、適応状態にあるAさんを否定しない。