1→皮膚の表面は頑丈な角質層で覆われている。また酸性の皮脂が分泌されているため、皮膚の表面は弱酸性に保たれている。
弱酸性の皮膚は、有害物質の侵入を防ぐ抗菌作用が働く。
2→粘膜は
細菌が繁殖しやすい環境になっており、特に大腸などには非常に多くの腸内
細菌がいる。
粘膜は、微生物の体内への侵入を防ぐ防御機構としての役割を担っている。しかし、その防御力は弱いため、粘膜はリゾチームや
IgAなどさまざまな殺菌物質を含むことで弱さを補っている。
3→皮脂の分泌量のピークは、女性は10~20代、男性は30~40代とされており、加齢とともに減少していく。
4→全身に分布するのは、エクリン
汗腺である。エクリン
汗腺は、水分を多く含む薄い汗を出す。
アポクリン汗腺は腋窩や陰部、外耳道などに分布している。
アポクリン汗腺は、脂肪や
タンパク質を多く含む分泌物を出す。