1→
喉頭摘出および気管孔造設により、
食道と
気道は分離されるため、
誤嚥は起こりにくい。また、
喉頭が摘出されている場合、通常の
嚥下で
誤嚥は起こりにくい。
2→
喉頭摘出術では、咀嚼に関わる筋肉や神経への損傷リスクは少ない為、咀嚼への影響はない。
3→
喉頭摘出および
気管孔造設術では、
喉頭摘出によって
上気道と下気道が分断され、空気が通らなくなるので、声を出す、鼻や口より呼吸をする、においをかぐ、鼻をかむ、食べ物をすする等が困難となる。
4→
喉頭摘出術によって、発声機能は喪失するが、聴覚に影響はでない。
5→
喉頭摘出術後は
気道の分断と
食道の狭窄によって、
咽頭の動きが悪くなったりすることが原因で、
嚥下した食物が鼻に逆流しやすくなる。特に水分が多いものは、鼻に逆流しやすい為、
嚥下する際には鼻をつまむようにすると逆流防止が出来る。