1→
間欠性跛行とは、しばらく歩行を続けると下肢に痛みや痺れが生じ、一旦安静にすると症状が緩和し、再度歩行が可能となることをいう。
間欠性跛行は、
動脈硬化による血流障害によって抹消循環障害をきたす、
閉塞性動脈硬化症(
ASO)の症状である。
(第110回国家試験 午後76で類似)
2→線維束性収縮とは、運動神経や
脊髄の運動
神経細胞の障害により、筋肉が細かくピクピクと小さな
痙攣のような動きを呈する。筋萎縮性側索硬化症(ALS)などにみられる。
3→近位筋優位の萎縮とは、上腕や大腿などの近位筋(体の中心に近い筋)が萎縮すること。
筋ジストロフィーや多発性筋炎などでみられる症状である。
4→塞性
動脈硬化症(
ASO)では、下肢の血流障害により、
足背動脈の拍動が減弱または消失する。
5→登攀性起立(ガワーズ徴候)とは、主に腰部周辺の筋力低下により、起立する際にまず臀部を上げ膝に手をつき立つ動作のことである。
デュシェンヌ型
筋ジストロフィーなどでみられる徴候である。