2→アスペルガー症候群は先天性の脳機能障害と考えられているが、出生時には行動上の特徴がまだ出現していないため、診断できない。
アスペルガー症候群は、①社会性発達の質的な異常、②
コミュニケーションの質的な異常、③興味や活動の偏り、の3つの特徴的な主要症状があり、成人になってから診断されるケースも多い。
3→
自我障害は
統合失調症の症状である。
自我とは、①能動性、②単一性、③同一性、④自他対立性の意識、によって構成されており、
自我の障害を総称して
自我障害という。
4→自閉症では、知的能力や
言語発達の遅延を伴うことがあるが、アスペルガー症候群ではみられない。
社会性発達や
コミュニケーションの質的障害により、生活に様々な支障を来たす等、自閉症と類似している部分が多い。