Aさん(50歳、男性)は、
心筋梗塞で病院に緊急搬送されたが、2時間後に死亡した。Aさんの家族は突然の出来事で混乱している。Aさんの家族への対応で最も適切なのはどれか。
1→
死後の処置への家族の同席は、最期の時間を共に過ごしAさんの死を受け入れるための
グリーフケアの一環として、家族の希望があれば一緒に行う。
その際、家族に無理強いはしない、陰部の処置の際には退席してもらう等の配慮が必要である。
※
グリーフケア:身近な人と死別し
悲嘆にくれる人が、悲しみから立ち直れるように支援すること。
2→Aさんの突然の死に家族は混乱しているため、現状を認識し落ちつくための時間、Aさんと過ごす最期の時間を設ける配慮が必要である。
3→家族がAさんの死を受容できるように、話題を避けるのではなく、むしろAさんのことについて話をしたほうがよい。
4→
心筋梗塞による突然死が多いという一般的な事柄を伝えることは、家族への情報提供や慰めの一つにはなるが、死を受容するための最も適切な対応とはいえない。