1→苦悩する患者の姿を傍で目の当たりにする家族には、不安や無力感、喪失感、身体的疲労など様々な苦痛が生じる。
したがって、患者のみならず、患者の家族もケアの対象となる。
2→
緩和ケアには、看護師、医師、リハビリスタッフ、栄養士、
薬剤師、ソーシャルワーカーなど、多職種が連携を図りながら計画立案しケアを行う、
チーム医療が必要である。
3→癌性疼痛のコントロールは、痛みの強さに応じて
WHO(世界保健機構)の三段階除痛ラダーに沿って鎮痛薬を選択する。
第一段階:非
オピオイド鎮痛薬
第二段階:弱
オピオイド鎮痛薬
第三段階:強
オピオイド鎮痛薬
モルヒネは強
オピオイド鎮痛薬であるため、第三段階で選択する薬剤である。
4→
緩和ケアは、
がんが進行してからではなく、
がんであると診断された時から治療と並行して行われる。
精神的な落ち込みや症状・治療による身体的苦痛、社会的不安など、あらゆる苦痛症状を緩和するために介入しケアを行う。