1→腋窩
静脈は腋の下に位置し、通常の
採血では使用されません。主に大量の血液を必要とする場合や、特定の医療処置において専門の医療従事者が使用する部位です。
採血はよりアクセスが容易で安全な
静脈を選ぶため、この部位は適切ではありません。
2→上腕
静脈は肘の上に位置し、通常は
採血には使われませんが、特殊な状況下や他の
静脈が利用できない場合に選択されることがあります。しかし、最も一般的で安全な
採血部位は肘部にある
静脈です。
3→腕頭
静脈は、上腕の外側に位置する
静脈です。
採血には一般的に使用されない部位であり、主に輸液や
血圧測定用のカフを巻く際に影響を与えない場所として用いられます。
採血の場合、よりアクセスしやすい肘部の
静脈が好まれます。
4→
肘正中皮静脈は肘の内側に位置する静脈で、最も一般的に使用される
採血部位です。この
静脈はアクセスしやすく、表面に近いため見つけやすく、また周囲に神経や
動脈が少ないので、
採血時の痛みや合併症のリスクが低いです。したがって、成人の
静脈血採血の
穿刺部位として適切なのは「選択肢4)
肘正中皮静脈」です。