第108回看護師国家試験 午後15

1→ヘパリンは抗凝固薬であり、ヘパリンロックや緊急心臓カテーテル検査の際に使用される。
狭心症発作の際の舌下投与には使用しない。

2→ジゴキシンはジギタリス系の強心薬であり、心臓の収縮を強くして脈をゆっくりにする強心作用を有する。
心筋虚血を増悪させるため、狭心症発作に対して舌下投与は行わない。

3→アドレナリンは交感神経作動薬であり、神経伝達物質またはホルモンとして生体に作用する。
心筋虚血を増悪させるため、狭心症発作に対して舌下投与を行うことはない。

4→ニトログリセリンは速効型であり、冠動脈拡張作用を有する硝酸薬である。
内服により肝臓で不活化されるため、狭心症の発作時には舌下投与される。