性器ヘルペス(せいきへるぺす)

性器ヘルペスは、ウイルス性の性感染症のひとつ。

傾向と対策

性器ヘルペスの①病態生理②症状に加え、③妊婦の感染と児に与える影響についても知っておこう。

よくわかる解説

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型もしくは2型によって感染する。
外陰部、腟、肛門、太もものびらん、強い痛み(疼痛感)、かゆみをともなう皮膚粘膜症状などの症状が現れる。
潜伏期は2〜10日。男女問わず発症するもので、性器の接触によるものの他に、免疫力が低下した時などに神経節に潜むウイルスの再活性化によるものなどもある。

新生児ヘルペス

妊娠中に性器ヘルペスに感染すると、胎児にも感染してしまい、新生児ヘルペスを発症する可能性がある。
新生児ヘルペスは皮疹や肝腫大、発熱、呼吸障害などの症状を呈し、後遺症を残したり、死に至る場合もあるため注意が必要である。


なお、日本で最も多い性感染症は、性器クラミジア感染症である。

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