急性大動脈解離は、大動脈の中膜が解離する疾患。
傾向と対策
よくわかる解説
大動脈壁の内膜に亀裂が入り、中膜が解離する疾患である。造影CT検査で解離の範囲、破裂の部位と程度などがわかる。
・高齢者では、高血圧などの基礎疾患がある患者に多い。 ・若年者では、マルファン症候群(常染色体優性遺伝症)の患者にみられることが多い。
急性大動脈解離には2つの型があり、解離が上行大動脈に進展するスタンフォードA型と上行大動脈に進展しないスタンフォードB型に分類される。 A型は緊急を要する状態であり、緊急手術が必要。 B型はA型ほどの緊急性はなく内科的治療を行うことが多い。しかし破裂や切迫破裂、腹部内蔵虚血などの合併症が見られる場合は手術適応になる。
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