先天性水頭症(せんてんせいすいとうしょう)

先天性水頭症は、頭蓋内(脳室、くも膜下腔など)に過剰な髄液が貯留する水頭症の状態が、胎児期に発生した病態

傾向と対策

先天性水頭症における術後の観察項目をおさらいしておこう!

よくわかる解説

先天性水頭症

水頭症は何らかの原因により頭蓋内(脳室、くも膜下腔など)に過剰な髄液が貯留した状態を指す。この水頭症が胎児期に発生したものが先天性水頭症である。


術後の観察項目

先天性水頭症の治療には脳室腹腔短絡(VPシャント)術がある。
観察項目としては、視力障害や嘔吐、頭痛などの頭蓋内圧亢進症状に併せて、便秘の有無を確認する。
便秘が続くと腹腔内圧が上昇してシャントチューブからの髄液の流れが悪くなり、閉塞する恐れがあるので、便秘の有無は必ず確認する必要がある。

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