胸腔穿刺(きょうくうせんし)

胸腔穿刺は、胸腔内に針やチューブなどを穿刺すること

傾向と対策

胸腔穿刺を実施する際に注意すべきポイントをおさえておこう!

よくわかる解説

胸腔穿刺

胸腔穿刺は、胸腔内に異常に溜まった水や空気を除去するために行われる手技で、穿刺の際は、局所麻酔で、座位または半座位で行い、穿刺部位の露出のためにも、患側の上肢を頭上にあげた姿勢で行う。


注意すべきポイント

穿刺中は深呼吸をすると肺が膨張し穿刺針が肺にささって気胸を起こす可能性があるため深呼吸をしないように指示をする。
穿刺後1~2時間は安静が必要である。


穿刺部位

胸腔穿刺穿刺部位は、気胸の場合は、第2~3肋間鎖骨中線の肋骨上縁に穿刺し、胸水の場合は中後腋窩線上の第5~7肋間に穿刺することが多い。
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