滴下数(てきかすう)

滴下数は、輸液セットから滴る輸液の滴数のこと。

傾向と対策

成人用・小児用輸液セットそれぞれの①1mLあたりの滴下数②滴下数を求める方法を覚えておこう!

よくわかる解説

1mLあたりの滴下数

輸液セット滴下数は、成人用20滴/mL、小児用60滴/mLである。


滴下数を求める方法

①総投与量÷投与時間(時)で、1時間あたりの投与量が求められる。
②1時間あたりの投与量÷60分で、1分あたりの投与量が求められる。
③1分あたりの投与量×20滴/mL(成人用)で1分あたりの滴下数が求められる

例題(第100回国家試験 午後45より)
点滴静脈内注射360mLを3時間で行う。一般用輸液セット(20滴/mL)を使用した場合の滴下数は?

回答
①360mlを3時間で投与するため、1時間当たりの投与量は120ml。
②1分あたりでは2mlの計算となる。
③一般用輸液セット(1ml=20滴)を使用すると、40滴/分となる。
※小児用の場合、1時間あたりの投与量が滴下数と同じになる。


別解(応用)

医療用成人向けの1㎖20滴は1時間当たりの分量を3で割れば滴下数になる。
よって360㎖/3時間は1時間当たり120㎖なので3で割ると40滴/分となる。


図解:これだけは覚えておこう


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