老年看護学|看護師国家試験問題|141問〜160問

第105回国家試験 午前99

次の文を読み〔問題97〕、〔問題98〕、〔問題99〕の問いに答えよ。

Aさん(94歳、男性)は、要介護1で、妻(84歳)と2人暮らしであった。肺炎で入院治療していたが本日退院し、介護老人保健施設に初めて入所した。現在の障害高齢者の日常生活自立度判定基準はランクB—2、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はランクⅡaである。食欲は良好で、食事の姿勢や動作は自立している。部分義歯で不具合はなく、口腔内の異常はない。

〔問題99〕
入所後3日。Aさんは「家では朝起きてすぐに歯磨きをして、口の中をすっきりさせて1日が始まった。ここでは、歯磨きは食後に介助すると言われたが、私は嫌だ」と言い、不満な様子である。Aさんはベッドから車椅子への移乗に介助が必要であるが、歯ブラシとコップとを用いて自分で歯磨きができる。このときのAさんへの対応で最も適切なのはどれか。

第108回国家試験 午前71

Aさん(74歳、女性)は、1人暮らし。要介護1、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱa。頻尿のため、自室からトイレへの移動中に廊下で失禁することが頻繁にある。1日3食の高齢者向け配食サービスを利用している。
現時点でのA さんの日常生活で最も起こりやすいのはどれか。

第106回国家試験 午前56

加齢による咀嚼・嚥下障害の特徴で正しいのはどれか。

第101回国家試験 午前64

ベンゾジアゼピン系薬を服用中の高齢者について、若年者と比較した特徴で正しいのはどれか。

第108回国家試験 午前55

Aさん(80歳、男性)は、空腹時の胃の痛みが2週間続くため受診し、1週後に胃内視鏡検査を受けることになった。
検査を受けるAさんへの看護で適切なのはどれか。

第106回国家試験 午後93

次の文を読み〔問題91〕、〔問題92〕、〔問題93〕の問いに答えよ。

Aさん(82歳、男性)は、介護付の有料老人ホームに入居している。10年前まで会社を経営していた。プロ野球や世界経済に興味があり、友人とインターネットを用いて交流するのを楽しみにしている。Parkinson病で、現在Hoehn-Yahrの重症度分類でステージⅡ。両側の上下肢の静止振戦や動作緩慢がみられる。食事は自分の居室に運んでもらって食べている。身の回りのことは1人でできる。1人での外出も可能だが、転倒に対する恐怖が強いため1日中室内で過ごしている。

〔問題93〕
有料老人ホームの看護師はAさんに病気の進行を予防するために運動を勧めたが、Aさんは「この病気は進行性だからいつかは動けなくなる。今、転ぶと骨折して動けなくなるかもしれない。だから運動するのは嫌だ」と言う。AさんはParkinson病に関する情報を入手しており、病状の理解ができている。薬物は自己管理できている。かかりつけ医に自分から病状の説明を求めることもある。Aさんの転倒の不安を軽減するために看護師とAさんが一緒に実施することで、最も適切なのはどれか。

第101回国家試験 午前63

Aさん(103歳、男性)は、総義歯で時々むせるが、その他は元気に過ごしている。Aさんの食事指導として最も適切なのはどれか。

第101回国家試験 午後64

Aさん(78歳、女性)は、脳梗塞を発症し入院治療した後、回復期リハビリテーション病棟に転棟した。担当の理学療法士は、Aさんは早く自宅に帰りたいと熱心に歩行練習をしていると話していた。転棟後、1週を経過したころから、Aさんは疲労感を訴えて病室で臥床していることが多くなった。理学療法後の血圧と脈拍とに変動はみられない。肝機能と腎機能とに異常はない。Aさん、看護師および担当の理学療法士で検討する内容として最も適切なのはどれか。

第112回国家試験 午後114

次の文を読み112〜114の問いに答えよ。
Aさん(80歳、女性)は発熱があり、呼吸状態が悪いため、外来を受診し肺炎と診断され緊急入院となった。
入院時、病室でAさんは「ここはどこ」と話し混乱した様子であった。湿性の咳嗽があり、口唇の乾燥が著明である。同居の夫からの情報では、1週間前から食事は摂れていたが、水分摂取量が減っていた。3日前から寝て過ごしていたが、トイレには自分で行くことができていた。身の回りのことは自立している。入院後に点滴静脈内注射1,500mL/日の指示があり、抗菌薬が開始された。
身体所見:身長152㎝、体重45㎏、体温38.0℃、呼吸数32/分、脈拍120/分、整、血圧107/80㎜Hg、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO₂)93%(room air)。ジャパン・コーマ・スケール(JCS)Ⅰ-2。
検査所見:赤血球417万/μL、Hb12.5g/dL、白血球16,600//μL、総蛋白6.2g/dL、アルブミン4.0g/dL、血糖98mg/dL、Na151mEq/L、K4.0mEq/L、Cl97mEq/L、Ca8.7mg/dL、CRP23.0mg/dL。
問題114
入院2日目、病棟の看護師でAさんへの援助の方針について話し合った。Aさんへの対応で適切なのはどれか。

第108回国家試験 午前53

高齢者に対する生活史の聴き方で適切なのはどれか。

第107回国家試験 午後80

Aさん(66歳、女性)は、4年前に前頭側頭型認知症と診断され、介護老人福祉施設に入所している。時々、隣の席の人のおやつを食べるため、トラブルになることがある。この状況で考えられるAさんの症状はどれか。

第107回国家試験 午後78

筋骨格系の加齢に伴う変化が発症の一因となるのはどれか。

第109回国家試験 午前51

高齢者の性について正しいのはどれか。

第107回国家試験 午前99

次の文を読み〔問題97〕、〔問題98〕、〔問題99〕の問いに答えよ。

Aさん(75歳、女性)。1人暮らし。脳梗塞の後遺症で左不全麻痺があり、要介護1の認定を受けている。最近、夜間に中途覚醒することが多い。昨夜、トイレに行く際に転倒し、右手をついた。転倒後から右上肢の痛みがあり、翌朝になっても痛みが強かったため受診した。エックス線写真の結果から、右の上腕骨近位部骨折と診断され、入院した。

〔問題99〕
Aさんは入院後7日で退院し、介護老人保健施設に入所した。現在はリハビリテーションを行っている。退所後の再転倒を予防するためのAさんへの指導で適切なのはどれか。

第114回国家試験 午前56

老化に伴う消化器系の変化で正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前55

高齢者の活動と休息のリズムの調整について最も適切なのはどれか。

第112回国家試験 午後97

次の文章を読み97~99の問いに答えよ
 Aさん(75歳、男性)は1人暮らしで、妻とは5年前に死別し子どもはいない。57歳のときに慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉と診断された。他に既往はない。20歳から喫煙していたが、今は禁煙している。エレベーターのないアパートの4階に住んでおり、家事動作に息苦しさが出現することがあったが、日常生活動作〈ADL〉は自立していた。妻が亡くなってからは食事が不規則になり、インスタント食品ばかり食べていた。入浴はせず週に1回シャワーを浴びていた。
 1週間前から日常生活動作〈ADL〉でも、息苦しさが増強し、食欲がなく、ほとんど食事をしていなかったが、ジュースを500ⅿL/日は飲んでいた。昨日の夕方に37.8℃の発熱があったため、本日かかりつけの病院を受診した。
 受診時の身体所見:体温37.6℃、呼吸数24/分、脈拍94/分、整、血圧138/88㎜Hg、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)82%(room air)。
          動脈血液ガス分析(room air):動脈血酸素分圧〈㎩O₂〉45Torr、動脈血二酸化炭素分圧〈㎩CO₂〉58Torr。
 検査所見:赤血球420万/μL、ℍb10.3g/dl、白血球9,500/μL、総蛋白9.5g/dl、アルブミン3.4g/dl、空腹時血糖98㎎/dl、CRP10.1㎎/dl。
 医師の診察の結果、Aさんは慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の急性増悪と診断された。

問題97
この時のAさんの状態はどれか。

第101回国家試験 午前107

次の文を読み〔午前問題106〕、〔午前問題107〕、〔午前問題108〕の問いに答えよ。

Aさん(76歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。これまで健康に生活しており、登山会への参加を趣味にしていた。3週前に、散歩中に転び、殿部から腰背部にかけての痛みがあったが様子をみていた。Aさんは痛みのため臥床して過ごすことが多くなり、次第に足に力が入らず立ちあがりも困難になった。食事は夫が購入した弁当を残さず食べていた。2日前から1日中臥床するようになったため、夫の介助で受診し、腰椎圧迫骨折と診断され入院した。

〔午前問題107〕
入院後5日が経過し、Aさんは病室内を歩くようになったが、腰痛を訴えている。看護師が検討すべき事項として適切なのはどれか。

第110回国家試験 午前49

加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。

第113回国家試験 午後98

次の文を読み 97~99 の問いに答えよ。
Aさん (71歳女性)は夫と10年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。Aさんは、3か月前に脳梗塞を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。
Aさんは老人性白内障があるが ADLに支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。 食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。

4、5日前からAさんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。
食欲が落ちてきて、1日の水分摂取量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師がAさんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。Aさんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5℃であった。 看護師がAさんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。
Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。