次の文を読み〔午後問題97〕、〔午後問題98〕、〔午後問題99〕の問いに答えよ。
Aさん(60歳、女性)は、身長155cm、体重70kgである。エレベーターがあるマンションの4階に住んでいる。左膝の痛みが徐々に増強し、趣味の茶道での正座や和式トイレの使用が困難になった。Aさんは、
変形性膝関節症と診断され入院した。左膝の人工膝関節全置換術を受け、術後経過は順調である。
〔午後問題97〕
Aさんの
関節可動域訓練が開始された。Aさんは「痛いし、動かすと傷が開きそうで怖い」と話している。Aさんへの看護で最も適切なのはどれか。
1→患者の思いを安易に否定せず、まずは寄り添って傾聴することが大切である。
2→創部が離開する可能性はあるので、声かけとしては適切とは言えない。
3→術後の
早期離床・リハビリの開始は、その後の関節拘縮や筋力低下を予防する上でもとても重要である。
4→創部の状態や疼痛に合わせゆっくりはじめていくこと、
理学療法士(PT)らと協力し安全に行うことなどを説明し、患者が安心してリハビリに臨めるよう努める。