会社員のAさんは、
うつ病の診断で精神科クリニックに通院している。これまでも外来での診察中に、自責的な発言を繰り返していた。ある日、Aさんから外来看護師に
自殺念慮の訴えがあった。外来看護師からAさんへの声かけで、最も適切なのはどれか。
1→患者も
自殺はいけないことだとわかっているが、そう思わざるを得ない状況であるため、適切な言葉かけではない。
2→
うつ病の症状として自責的な状態になっているのであって、考えようとして考えているのではない。よって適切な言葉かけではない。
3→他者と比較することでさらに自責の念が深まることが予測される。
うつ病の患者には、励ますことや、叱咤、非難は、更に患者を追い込む危険性があるので、禁物である。
4→
うつ病、特に
自殺念慮の訴えがある患者に対しては、患者の気持ちを否定せず、共感的に傾聴する態度が必要である。