1→尿素呼気検査とは、特殊な尿素を飲んで、
胃の中でそれが分解されて出るガスを呼気で調べる方法です。H. pyloriがいるとその分解が起こるので、感染の有無を調べるのに非常に適しています。
2→除菌治療が終わった翌日では、
抗菌薬や
胃薬の影響で結果が正しく出ないことが多いため、このタイミングでは判定しません。
3→H. pyloriは
胃の奥深くには行かず、
胃の粘液や表層に住んでいます。粘膜の内層には侵入しません。
4→H. pylori自身が尿素を作るわけではなく、体内にある尿素を“ウレアーゼ”という酵素で分解してアンモニアを作り、
胃酸を中和して自分のまわりの環境を守っています。