膀胱鏡による組織検査を受ける成人男性への説明で正しいのはどれか。
1→不正解です。
膀胱鏡検査を受ける前には、検査の精度を高めるためにも尿を排出して
膀胱を空にすることが重要です。尿が
膀胱内に溜まっていると、視界が妨げられて検査を行うのが困難になります。また、検査中に尿が出てきてしまう場合もあるため、尿はためずに排出しておくよう指導されます。
2→正解です。
膀胱鏡検査は、
尿道を通じて
膀胱内を観察する検査であり、検査に使用される内視鏡は
尿道から挿入されます。組織の確認だけでなく、必要に応じて組織を採取して詳細な検査を行うことも可能です。この過程は痛みを伴うことがあるため、局部麻酔または全身麻酔を使用することが一般的です。
3→不正解です。
膀胱鏡検査では、
尿道から内視鏡を挿入した後、視野を確保するために通常、
膀胱内に無菌性の水や
生理食塩水を注入します。二酸化炭素を
膀胱に注入することは一般的な手法ではありません。
4→不正解です。
膀胱鏡検査後には、通常、短時間の
休息を取ることが推奨されることはありますが、必須ではなく患者さんによっては検査後すぐに通常の活動を再開できることもあります。24時間ベッドで安静にする必要があるのは、より侵襲的な手術や処置を受けた場合や合併症が発生した場合など特定の状況に限られます。検査後は短時間の
休息の後、指示に従って通常の活動に戻ることができます。もし痛みや出血等の合併症が発生した場合には、追加の指導が必要になるかもしれません。