次の文を読み 109~111の問いに答えよ。
Aさん(32歳、初産婦)は妊娠39週4日で男児を正常
分娩した。出生体重3,000g、身長48.0cm。出生直後、児に付着していた
羊水を拭き取り、インファントラジアントウォーマーの下で観察を行った。その後、温めておいた衣服を着せてコットに寝かせ、コットを空調の風が当たらない場所に配置した。
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看護師の行為で対流による児の熱喪失を予防したのはどれか。
1→
羊水を拭き取ることは、新生児の熱喪失を予防するために実施されます。濡れた表面は蒸発による熱喪失を引き起こしやすいため、
羊水を取り除くことは蒸発からの熱喪失を減らすことに寄与します。しかし、対流による熱喪失予防の直接的な行為ではありません。
2→インファントラジアントウォーマーの使用は、放射による熱喪失を予防し、赤ちゃんを暖かく保つために使用されます。これによって、体温を一定に保つことができます。しかし、これは対流による熱喪失の予防策ではありません。
3→温めておいた衣服を着せる行為は、赤ちゃんの体温を保つために重要です。衣服は体温の保温に寄与しますが、対流による熱喪失を直接防ぐ行為ではありません。
4→空調の風からコットを遠ざけることは、冷たい空気が赤ちゃんに直接当たることを避けるため、対流による熱喪失を予防する行為です。空気の流れは体温を奪うため、風が直接赤ちゃんに当たらないよう配慮することは重要です。