1→息を止めるとは無関係で、呼吸と坐薬の挿入は直接結びつかないため、息を止めるよう説明する必要はありません。息を止めさせることは患者さんに不必要なストレスを与える可能性があります。
2→坐薬を挿入する際に最適な
体位は、左
側臥位です。左
側臥位をとることで直腸がまっすぐになり、坐薬を容易に挿入できます。右
側臥位でも挿入は可能ですが、直腸の解剖学的なカーブを考慮すると、左
側臥位が一般的に推奨されます。
3→正解は3です。坐薬を挿入した後、1~2分間肛門を押さえることで坐薬が肛門から押し出されるのを防ぎ、坐薬が適切な位置に留まるのを助けます。これにより坐薬の有効成分が直腸から吸収されやすくなります。
4→成人の場合、坐薬は肛門から約3~4cm内側に挿入する必要があります。2cmでは浅すぎて、坐薬が直腸内で適切に位置しないおそれがあります。適切な深さに挿入することで坐薬が効果を発揮しやすくなります。