1→胃は比較的広い上皮表面を有するが、厚い粘液層と短い通過時間が薬剤の吸収を制限している。大部分の吸収は
小腸で起こる。
2→
内服薬は消化管で吸収され、
門脈経由で
肝臓へと運ばれる。薬物は
肝臓で代謝を受け、代謝を免れた薬物が
肝臓から心臓経由で全身へと運ばれる。
最初に
肝臓を経由して薬物が量的に減少することを「
初回通過効果」という。
よって、
内服薬の
初回通過効果が主に起こる部位は
肝臓である。
第102回 午後79で類似問題が出題されていました。
3→
小腸は、消化管で最も大きな薬物吸収表面積を有し、その膜は胃の膜よりも透過性が高い。その為、大部分の薬物は主に
小腸で速やかに吸収される。