1→老化により、血中蛋白(
アルブミン)の低下が起こる。
体内に薬物が入ってくると
アルブミンと結合して薬効を止める働きがあるが、高齢者は
アルブミンの低下により、薬効が強く出やすくなる。
2→腎血流量の低下によって、薬物の排泄機能が低下する。
薬物が体内に残るので、薬効が増強しやすくなる。
3→肝血流量の低下により、薬物の解毒機能が低下する。
そのため薬物の解毒が遅れ、薬効の増大をきたす。
4→消化機能の低下により消化管での薬物吸収能力が落ちる。
つまり、薬物が吸収されにくく、薬効の低下をきたす。