第108回看護師国家試験 午後50

1→認知症高齢者は言葉の理解力が低下しており、聴力も低下していることが多いため、表情を見せながら話をするなどの非言語的コミュニケーションを活用することで、相手の理解を促すことが大切である。

2→認知症高齢者では、聴力が低下していることが多く横から話しかけてもうまく聞き取れない場合がある。
話している相手が誰であるかを認識でき、アイコンタクトや非言語的コミュニケーションも可能な正面に座って話しかけることが大切である。

3→認知症高齢者では、記憶力が低下してることを自覚し悩んでいる場合もあるため、記憶を確認するような行為は不安を助長するので注意が必要である。

4→認知症高齢者は言葉が出るまでに時間がかかったり会話が中断してしまったりするため、待つことも時には必要であるが、クローズドクエスチョンや選択肢のある聞き方にかえるなど、話しかける側が工夫をするとよい。