1→遺体の腐敗を防ぐために部屋の温度を低くし遺体の冷却を行うが、一般的には氷枕は使用せず、保冷剤を使用して冷却する。
2→生前の患者の状態に近くなるように、下顎の拘縮が始まる前に
義歯を装着する。
死後硬直は顎関節から始まり体幹へと広がっていくため、顎の筋肉が弛緩しているうちに
義歯を装着しておき、口を閉じるために枕を高めにする。
3→体腔からの体液漏出を防止するために、体液を吸収する脱脂綿を始めに詰めてから、撥水性の高い青梅綿を詰める。
4→和服の更衣の場合は、死後の世界への旅立ちを意味する左前に合わせ、腰ひもは縦結びにする。