腹部CTを示す。
胆石が半年間で胆嚢内をAからCまで移動した。Cの状態を表すのはどれか。
1→嵌頓とは、物がはまり込んで動かなくなった状態をさす。
胆嚢内に存在していた
胆石が移動して、胆嚢の入り口にある胆嚢管にはまり込んでいる状態が確認できる。
胆汁が胆嚢から出られない状態になってしまうため、急性胆嚢炎を引き起こす。
2→
胆石は元々胆嚢内にあり、それが移動して胆嚢管にはまり込んでいる状態のため、侵入ではない。
3→転位とは、位置が変わることである。
胆石の位置は変わっているが、移動して胆嚢管にはまり込んでいる状態のため、転位は不適切である。
4→停留とは、ある場所に一時的に物が留まることをいう。
胆石は移動してはまり込んでいる状態のため、不適切である。
5→迷入とは、器官やその一部が本来あるべき場所以外のところに位置している状態をさすため、不適切である。