1→
強膜は、眼球の外側の白色の
被膜である。
角膜とともに眼球外膜を構成し、眼球外膜の4/5を占める。厚さは0.4-1mmであり、白色不透明をしている。
2→
脈絡膜とは、
網膜の外方、
強膜の内方にあり、眼球後半部を包む膜である。色素細胞と血管に富み、黒い膜となって光線を遮断するとともに、
網膜の光受容細胞の杆状体と錐状体に豊富な栄養を与えている。
3→
毛様体は、虹彩と
脈絡膜の間にある。自律神経支配を受ける
平滑筋性の
毛様体筋が存在し、その収縮と弛緩によって
毛様体小帯の張力が変化し、
水晶体の厚さが調節されることでピント調整を行う。
4→
硝子体は、
水晶体の後方から
網膜に達するまでの眼球の大部分を占めている。その中には生卵の白身のような透明でドロッとした物質がつまっており、目の一番前にある透明な
角膜、その後方の前房、
水晶体を通ってきた光は
硝子体を通過して
網膜に達して物が見える。
5→
水晶体はレンズの役割を果たし、近方視で厚くなり、遠方視で薄くなる。この厚みの変化は
毛様体筋の収縮と自らの弾力により行われる。