1→新生児の体温の正常範囲は、
腋窩温(皮膚温)で36.5~37.5℃であるので、他に特別な理由がなければ、受診の必要はない。
2→沐浴は、皮膚の清潔を保ち血液循環や新陳代謝を良くする効果がある。授乳直後は血液が全身に広がり、消化不良や嘔吐をおこす可能性があるため、授乳後1時間は沐浴を避けるのが望ましい。
3→新生児の胃は縦型で
食道下部括約筋が弱いため、
吐乳や溢乳を起こしやすい特徴がある。吐物による窒息予防のために、哺乳後は顔を横に向けて寝かせる。
4→新生児は
体温調節機能が未熟で、温度の影響を受けやすい。一般的に、「新生児期は大人より1枚多めが目安」と言われるが、新生児の身体を触ったり観察したりして、衣類は室温などの状況に応じて調節するのが適切である。
5→新生児の呼吸は
腹式呼吸が主であるため、オムツはおなかを締めつけないように、指が1本程度入るくらいにすると良い。