Aさん(70歳、男性)は、1人で暮らしている。
慢性閉塞性肺疾患のため1週前から
在宅酸素療法(0.5L/分、24時間持続)が開始された。Aさんは階段の昇降時に息切れがみられる。自宅での入浴の方法に関する
訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。
1→階段昇降時に息切れはあるものの日常生活は自立しているため、脱衣を
全介助する必要はない。
2→浴槽に入ることを禁止する必要はない。入浴は酸素の消費量が増加し体力も消耗するため、酸素チューブは装着したまま入浴するが、浴槽に入る時間を考慮する。また、水圧がかからないよう、お湯の量が胸の高さまでこないようにしたり、お湯の温度はぬるめにしたりするなど、長湯も避けるように考慮する。
3→身体を洗う時は前屈など呼吸に負荷がかかる姿勢になることがあるため、高さのあるシャワーチェアーの使用を勧めると良い。
4→携帯用
酸素ボンベを風呂場に入れることはできないが、延長用チューブを用いれば入浴中も
酸素吸入が可能となる。