1→
脳血管造影の
カテーテル挿入は、側頭部からではなく、鼠径部から経皮的に
大腿動脈を穿刺して行うため、側頭部の剃毛は必要ない。
検査前は、カテーテルを挿入する部位とその周辺の剃毛を行う。
2→検査当日の食事摂取(午前の場合は朝食、午後の場合は昼食)はしない。
3→検査は局所麻酔で行われ、患者の意識は普段通りである。看護師は、造影剤の副作用の有無や急変の可能性、患者の不安などを考えておく必要がある。そのため、患者に声かけなどを行いながら全身状態を観察し、対応できるようにしておく必要がある。
4→鼠径部からカテーテルを挿入することにより、末梢側の
動脈閉塞のリスクがある。そのため、穿刺側の
足背動脈の拍動を触知し、循環動態を観察する必要がある。