1→災害発生直後は、傷病者が多数発生するため、
トリアージや救命処置が行われる時期である。
2→災害発生後3日~1週間は重症患者への援助に合わせ、感染症や食中毒予防の対策が重要となってくる。被災者への心のケアなどが行われる時期であるが、慢性的な症状の
PTSDを診断することはできない為、適切ではない。
3→避難生活が長期化する災害発生後1週〜1か月では、活動の機会が減少する為、
廃用症候群の予防が重要である。予防の為、定期的に体操を行うなどの支援が必要になる。
4→災害によって生じたトラウマ的体験は、強いストレス反応を示す。また、避難所生活が長引く事によるストレスも生じる時期であり、災害発生後1か月頃は精神的ケアが行われる時期である。
外傷後ストレス障害(
PTSD)は、症状が1か月以上持続するものをさし、災害発生後1か月以降では、
PTSDへの対応が重要となってくる。1か月以内に自然に治癒するものは
急性ストレス障害という。