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第103回看護師国家試験 午後47
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第103回看護師国家試験 午後47
第103回国家試験 午後47
Aさん(26歳、男性)は、大量服薬による急性中毒が疑われ、午後9時30分に救急搬送された。呼吸状態と循環動態に異常はないが、意識は低下している。付き添って来たAさんの母親は「午後8時に夕食を終えて息子は部屋に戻りました。午後9時にお風呂へ入るよう声をかけに部屋に行ったら、倒れていたんです。息子は
うつ病
で通院中でしたが、最近は症状が落ち着いていました」と話す。このときの対応で適切なのはどれか。
気管内挿管を行う。
咽頭を刺激して吐かせる。
胃酸分泌抑制薬を投与する。
Aさんの母親にどんな薬を内服していたかを尋ねる。
解答する
正解!
不正解
答え
4
1→
気管内挿管
は、呼吸状態に異常がないため、行う必要はない。
2→意識低下を起こしている患者には、嘔吐させると
誤嚥
のリスクがあるため行ってはいけない。
3→
胃酸
分泌剤抑制剤を投与しても、症状の改善にはつながらない。
4→薬物の大量服用による急性中毒を治療するうえでどんな薬を内服していたかは、重要な情報なので把握しておく必要がある。
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