1→人が多く衛生管理が難しい避難所では感染が増えますが、これは「動かないこと」自体が直接の原因ではありません。設問のキーワードが“活動低下の継続”なので、一番に思い出すべきは「生活不活発病」です。
2→避難所では水分をとりにくく、特に高齢者は
脱水に注意が必要です。とはいえ、
脱水は「動かないこと」そのものから起こるわけではありません。活動低下が続くことによる一番の問題は、筋力や生活機能が落ちる「生活不活発病」です。
3→
せん妄は環境変化や
脱水、睡眠不足、薬の影響などが重なって起こります。動かない生活も影響しますが、設問が強調する「活動低下の継続」から最も直接的に起きるのは、体や心の機能が落ちる「生活不活発病」です。
4→長く動かない生活が続くと、立つ・歩く・着替えるなどの日常動作が一気にできなくなります。これが「生活不活発病」で、避難所のように動きづらい環境では特に注意が必要です。こまめに座位・
立位・短い歩行など“今できる動き”を積み重ねることが予防になります。