1→減感作療法の治療期間は短期間では終了しません。通常は数か月から数年にわたってゆっくり増量しながらアレルゲンを投与していく必要があり、患者には長期間にわたる治療の必要性について理解を求めるべきです。そのため、この選択肢は不適切です。
2→減感作療法では、アレルゲンを
静脈内ではなく通常は皮下に注射して投与していきます。この方法により患者の
アレルギー反応が徐々に減少していくことが期待されます。
静脈内注射は一般的な減感作療法の方法ではありませんので、この選択肢は不適切です。
3→減感作療法の目的は患者の
アレルギー反応を軽減させることではありますが、全ての患者で完全に
アレルギー反応がなくなるわけではありません。また、反応が軽減されても一定の注意は必要です。そのため、治療後にすぐにアレルゲンを全く気にせず生活できるという保証はありません。この選択肢も不適切です。
4→減感作療法ではアレルゲンを体内に入れるため、その過程でアナフィラキシーを含む
アレルギー性の反応が起こる可能性があります。これらの症状は投与後すぐに発生することが多いため、安全のために投与後は一定時間(30分など)、患者の状態を注意深く観察する必要があります。この選択肢はこの治療に関する適切な説明を示しており、正解です。