1→
縮瞳は、
瞳孔が小さくなることを指し、神経機能が一部残っている可能性を示唆します。
脳死の状態では、中枢神経系からの
瞳孔反射が失われており、光
反射も消失しているため、
縮瞳だけで
脳死を判断することはできません。
2→脳波は、脳の電気的活動を記録したものです。除波とは、脳波が記録されない状態を指し、脳の活動が極めて低下しているか全く活動していない状態を示します。
脳死の場合は、平坦脳波が確認されます。
3→
脳死の状態では、脳幹の機能も停止しており、自発呼吸がないことが一つの特徴です。脳幹は呼吸の制御中枢を含むため、
脳死であれば自発呼吸が完全に停止します。このため、選択肢3が正解です。
4→遊避反応とは、痛みなどの不快な刺激から身体を避ける反応です。この反応があるということは、神経系がある程度機能しており、刺激への認識と反応が残っていることを意味します。しかし、
脳死状態では意識や感覚が完全に失われているため、痛みに対する反応はなく、遊避反応も存在しません。