Aさん(74歳、女性)は、1人暮らし。要介護1、
認知症高齢者の
日常生活自立度判定基準Ⅱa。
頻尿のため、自室からトイレへの移動中に廊下で失禁することが頻繁にある。1日3食の高齢者向け
配食サービスを利用している。
現時点でのA さんの日常生活で最も起こりやすいのはどれか。
1→Aさんは日常生活自立度判定Ⅱaであるため、異物を口にしたり食事がうまく出来ない状態(ランクⅢ以上)ではない。
高齢者向け宅配サービスなども利用しており、窒息のリスクが最も高いとは考えられない。
2→Aさんは要介護1であり、認知機能、身体機能ともに低下が認められる状態である。
頻繁に尿失禁を起こしていることから、急いでトイレに行こうとして転倒するリスクが高いと考えられるため、注意が必要である。
3→Aさんは
配食サービスを利用しており、自炊は行っていない。
また、火の不始末が見られるのは日常生活介護度判定基準Ⅲ以上であるため、
熱傷が起こりやすいとは言えない。
4→Aさんの情報に「外出して帰宅が困難になる」という情報はない。
徘徊がみられるのは日常生活介護度判定基準Ⅲ以上である。