令和4年度(2022年度) 第112回看護師国家試験問題|午前81問〜午前100問

第112回国家試験 午前81

変形性膝関節症について正しいのはどれか。

第112回国家試験 午前82

学校保健安全法で出席停止となる学校感染症のうち、第二種に分類されているのはどれか。

第112回国家試験 午前83

成人におけるバイタルサインで緊急に対応が必要なのはどれか。

第112回国家試験 午前84

老化による尿の生成と排尿機能の変化はどれか。

第112回国家試験 午前85

定期予防接種について正しいのはどれか。

第112回国家試験 午前86

緑内障について正しいのはどれか。2つ選べ。

第112回国家試験 午前87

高齢者に脱水が起こりやすくなる要因はどれか。2つ選べ。

第112回国家試験 午前88

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に基づく入院形態で正しいのはどれか。2つ選べ。

第112回国家試験 午前89

クリニカルパスについて正しいのはどれか。2つ選べ。

第112回国家試験 午前90

看護のアウトカムを評価するために収集する情報はどれか。2つ選べ。

第112回国家試験 午前91

次の文を読み、91〜93の問いに答えよ。
 Aさん (47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。

91 Aさんの手術直後に観察すべき項目で 優先度が高いのはどれか。

第112回国家試験 午前92

次の文を読み、91から93の問いに答えよ。
 Aさん (47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。

92 Aさんは、術前からタクロリムスなど複数の免疫抑制薬を服用している。Aさんは「移植したら免疫抑制薬を飲む必要がある事は分かっているのですが、退院後は何に気を付ければよいですか」と看護師に質問した。
 Aさんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前93

次の文を読み、91から93の問いに答えよ。
 Aさん (47歳、男性、会社員)は妻と2人暮らしで、自宅の室内で犬を飼っている。15年前に慢性糸球体腎炎と診断され、徐々に腎機能低下が認められたので、2年前から慢性腎不全のため血液透析療法を週3回受けている。今回、弟から腎臓の提供の申し出があり、生体腎移植の目的で入院した。入院3日、Aさんの生体腎移植手術は予定通り終了した。

93 Aさんは順調に回復し、移植後の拒絶反応もなく退院することになった。Aさんは「腎臓が悪くなってから気をつけないといけないことが多かったのですが、移植してこれまでの制約がなくなりますね」と話した。
 Aさんの退院後の生活で継続が必要なのはどれか。

第112回国家試験 午前94

次の文を読み、94〜96の問いに答えよ。
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の 紅斑、微熱、全身倦怠感及び手指の関節痛が現れた。 病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉と診断され、入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。
バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。
血液所見:赤血球260万/μL。Hb 9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接クームス試験(直接Coombs試験)陽性。
尿所見:尿蛋白(−)、尿潜血(−)。
神経学的検査:異常所見なし。
12誘導心電図:異常所見なし。
胸部エックス線写真:異常所見なし。

94 Aさんに生じている可能性が高いのはどれか。

第112回国家試験 午前95

次の文を読み、94〜96の問いに答えよ。
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の 紅斑、微熱、全身倦怠感及び手指の関節痛が現れた。 病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉と診断され、入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。
バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。
血液所見:赤血球260万/μL。Hb 9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接クームス試験(直接Coombs試験)陽性。
尿所見:尿蛋白(−)、尿潜血(−)。
神経学的検査:異常所見なし。
12誘導心電図:異常所見なし。
胸部エックス線写真:異常所見なし。

95 Aさんはステロイドパルス療法の後、副腎皮質ステロイド薬の内服治療が開始された。入院3週ころから満月様顔貌がみられたため、外見の変化に気持ちが落ち込むようになった。
 Aさんへの対応で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前96

次の文を読み、94〜96の問いに答えよ。
Aさん(28歳、女性、美容師)はゴルフが趣味である。同居しているパートナーと1週前にゴルフに行った後から、顔面の 紅斑、微熱、全身倦怠感及び手指の関節痛が現れた。 病院を受診したところ、全身性エリテマトーデス〈SLE〉と診断され、入院した。Aさんは看護師に「これまで病気をしたことがなかったので、驚いています」と話した。
バイタルサイン:体温37.4℃、呼吸数18/分、脈拍64/分、整、血圧110/60mmHg。
血液所見:赤血球260万/μL。Hb 9.0g/dL、白血球7,600/μL、血小板18万/μL、尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CRP0.7mg/dL、直接クームス試験(直接Coombs試験)陽性。
尿所見:尿蛋白(−)、尿潜血(−)。
神経学的検査:異常所見なし。
12誘導心電図:異常所見なし。
胸部エックス線写真:異常所見なし。

96 Aさんは外来で副腎皮質ステロイド薬の内服治療を継続することになった。Aさんは「病気を悪化させないために、退院後はどのような生活が良いでしょうか」と看護師に質問した。
 Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前97

次の文を読み、97〜99の問いに答えよ。
 Aさん(81歳、女性)は 夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障があり老人性難聴のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。 1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまづいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

97 入院当日、病棟の看護師がAさんに対してパンフレットを用いて手術前オリエンテーションを行うことになった。
 Aさんへのオリエンテーションの方法で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前98

次の文を読み、97〜99の問いに答えよ。
 Aさん(81歳、女性)は 夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障があり老人性難聴のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。 1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまづいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

98 Aさんの手術は局所麻酔下で行われ、10分程度で終了した。手術中および手術直後のバイタルサインに問題はなく、病室に戻ってきた。Aさんは眼痛や頭痛、気分不快などの症状はなく、「無事に終わって良かった」と話している。
 術後のAさんへの説明で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前99

次の文を読み、97〜99の問いに答えよ。
 Aさん(81歳、女性)は 夫(86歳)と2人で暮らしている。高血圧症で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障があり老人性難聴のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。 1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまづいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。Aさんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10日間程度の入院で両眼の超音波水晶体]乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

99 手術後2日、Aさんは、日中はベッドに横になって過ごしている時間が多い。夜間にAさんから看護師に「手術後はゆっくり眠れていません。どうしたらよいでしょうか」という訴えがあった。
 Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

第112回国家試験 午前100

次の文を読み、100〜102の問いに答えよ。
 Aさん(75歳、男性) は妻(75歳)と2人暮らしで、15年前にパーキンソン病と診断された。7年前よりレボドパを1日3回内服している。ホーエン・ヤール重症度分類のステージⅣで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。 妻の介護負担を軽減するため、Aさんは毎月10日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、Aさんは予定を早めて入所した。Aさんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。

100 看護師のAさんへの食事援助で正しいのはどれか。