84歳の女性。
高血圧で通院中。病院の看護師に「昨年夫に先立たれ、一人で家にいても何かをする気力がもてない。足腰が弱ってきたのでゲートボールにも参加できなくなった。自分が生きているのが無意味に感じる」と話す。最も考えられるのはどれか。
1→何かをする気力が持てない、と話してはいるが、勤勉性が欠如していると断定できる内容でもなく、最も考えられる事項でもない。
2→生きていることが無意味だと話し、旦那にも先立たれ、趣味のゲートボールも身体的要因でできなくなり、日中も1人で、社会のと繋がりも希薄となってしまっており、生きがいを損失しまっている状態と言える。
3→高齢ではあるが、自分の状態を説明することもできており、この文面だけでは、認知機能の障害があると捉えることは困難である。
4→無気力と話してはいるが、
流動性知能(新しく何かを覚える記憶力)の低下からきていると判断するのは困難