次の文を読み109~111の問いに答えよ。
Aさん(41歳、 初妊婦、会社員) は夫 (42歳、会社員)と2人で暮らしている。身長は158cm、非妊時体重 55kgである。Aさんは妊娠16週3日に
妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。
妊婦健康診査後「夫から、高齢妊娠だから安静にするよう言われ、夫が家事をしてくれています。妊娠前はバスケットボールを週に3回、毎日夕方に夫とウォーキングをしていました。今は仕事に行く以外は、家でなるべく動かないようにしています」とAさんが看護師に話した。
Aさんへの活動に関する助言で適切なのはどれか。
1→「
妊婦健康診査で順調な経過」と診断されています。異常がなければ仕事を続けることは可能であり、一律に退職を勧めるのは不適切です。
2→妊娠16週以降の安定期に入り、異常のない妊婦は適度な有酸素運動(ウォーキングやストレッチなど)が推奨されています。妊娠中の運動は体重管理、便秘や腰痛予防、心身の安定にも有効です。したがってウォーキング再開を勧めるのが適切です。
3→バスケットボールは衝突や転倒、急激な動きが多く妊娠中はリスクが高いため推奨されません。
4→「経過順調」であり、安静に過ごす必要はありません。むしろ過度な安静は筋力低下や
妊娠糖尿病のリスクを高めるため不適切です。