4→まずは「義母が退院したら同居して、初めて介護をすることになる」と考えているAさんの息子の妻の思い・不安に耳を傾けることが重要。主介護者が一人ですべてを抱え込まないような支援が必要。
Aさんの身体状態としては要介護5ということで麻痺も残り、介助量も多いと推測される。そのうえで「家族だけで介護できるよう頑張る」という考え方ではなく、介護保険(社会資源)を積極的に活用していく方法をAさんの息子も交えて検討していく必要がある。家庭での介護環境調整を進めるためにも、
ケアマネジャーをはじめ病院・施設・地域の多職種との連携は不可欠。看護師がその調整役として、患者と家族の思いに沿った介護方法(在宅介護か施設介護か)などを模索していけるよう関わっていくことが大切。