1→産道通過の第1回旋である。児頭の矢状縫合が骨盤入口の横径に一致する。骨盤入口部に児頭が進入する際は、児の頤部が児の胸壁に近づき、児頭の小泉門が下降する。
2→児頭の矢状縫合は母体の骨盤の横径に一致するのは、骨盤入口部に進入する時点である。第2回旋において、骨盤出口部では矢状縫合は前後径に一致する。
3→児頭娩出後の回旋は児の肩の回旋であり、第4回旋である。この時肩の長軸は骨盤出口部の縦径に一致するように回旋する。
4→胎盤が剥離するのは、通常胎児娩出後20〜30分後である。児頭が
発露した時点で剥離した場合、常位胎盤早期剥離となり緊急
帝王切開が必要になるケースもある。