1→シャツを前後反対に着るのは着衣失効の症状である。
失効は
認知症における
中核症状のひとつであり、身体的な機能異常はなく、これまでに生活で習得した動作ができなくなるものである。
2→調理の手順がわからなくなるのは、実行機能障害(遂行機能障害)に含まれ、調理や洗濯など物事を計画的に順序立ててやることができなくなる。
3→物音がすると食事を中断するのは注意障害の症状である。
複数の外的刺激に対して注意が散漫になってしまう状態をさす。
4→鏡に映った自分に話しかけるのは鏡像現象という反応であり、
認知症の
中核症状とされる失認の一種である。
5→歯ブラシで髪の毛をとかそうとするのは失認にあたり、使用する動作や使用方法が障害される状態は観念失行とされている。