地域包括ケアシステムにおける支援のあり方で、「互助」を示すのはどれか。
1→高齢者が
生活保護を受給することは「公助」に該当する。
公助は自助や互助、共助では対応できない困窮などに対応するため、
生活保護制度や社会福祉制度によって定められている支援である。
2→地域住民が自身の健康に配慮して定期的に体重測定をするのは「自助」に該当する。
3→要介護者が介護保険サービスを利用するのは、共助に該当する。
共助は制度化された相互扶助をさし、
被保険者が保険料を支払う
社会保険制度や年金など相互の負担によって成立する制度である。
4→厚生労働省は、
地域包括ケアシステムにおける支援のあり方で「自助、互助、共助、公助」の4つがそれぞれが深く関連しているとしている。
自助は自分で自分のことをするなどを指し、公助は税金による公的な支援、互助と共助は、どちらも相互に支え合うという意味だが、費用負担が制度的に裏づけられていない自発的なものが互助で、制度的なものが共助である。
住民ボランティアが
要支援者の家のごみを出すことは、ボランティア活動や住民組織による自発的な活動の互助に該当する。
介護保険による介護サービスなどは保険料を支払って支え合う
社会保険制度で互助に該当する。