1→正中環軸関節は環椎と軸椎の間にあり、軸椎から上方へと伸びる歯突起の周囲を環椎の椎孔の輪が回転することが可能であるため、
車軸関節である。
車軸関節は主に頭部の回旋運動に関与している。
2→腕尺関節は、蝶番関節であり、上腕骨下端の滑車と
尺骨の滑車切痕の間に作られる関節であるため不適切である。
3→上橈尺関節は
車軸関節であり、
尺骨の肘頭の外側に位置する
橈骨切痕と
橈骨頭の環状面が作る関節である。
橈骨は
尺骨に接しながら回転することが可能であり、手の回内、
回外の運動に関与している。
4→指節間関節は蝶番関節であり、指の途中に位置する関節であるため不適切である。
5→顎関節は楕円関節(顆状関節)であり、下顎骨の下顎頭が側頭骨の下顎窩にはまり込んで出来た関節であるため不適切である。