Aさん(40歳、男性)は、5年前に勤めていた会社が倒産し再就職ができず、
うつ病になった。その後、治療を受けて回復してきたため、一般企業への再就職を希望している。Aさんが就労を目指して利用できる社会資源はどれか。
1→
就労移行支援とは、一般企業への就労を希望する障害者に対して、就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行うことである。Aさんは、一般企業への再就職を希望しており、利用する社会資源として最も適している。
2→
就労継続支援A型は、一般企業への就労が困難な障害者に就労機会を提供することを目的としており、雇用契約を結ぶ形態である。A型は雇用型、B型は非雇用型である。
Aさんは一般企業に就労を希望しているためこの社会資源は適切でない。
3→「2」の解説を参照
4→
自立訓練(
生活訓練)とは、知的障害者や精神障害者が地域生活へ移行するために、生活能力の維持・向上などの支援を行うものである。主に身体的リハビリテーションなので精神障害者の多くは該当しないため、Aさんには不適切である。